納豆錬金術師

海外に移住した日本人(納豆が好き)の大半が通る道は、

納豆を自製できないか?

ではないか、と思うこの頃。

 

先月行ったT&Tで納豆を計7パック購入し冷凍しているので、これを増やしてみることにしました。

だって、近所じゃないので次にいつ買いにいけるか分かりませんし。

だってだって自宅待機で家にいる=乾燥豆を処理できる時間がある、ということですので。

*乾燥豆を戻すのは、手間ではないが時間が必要です、そして火を使うので離れられない。

 

そういえば日本では、納豆が新型肺炎に効く!というデマが初期で流れてましたね。

いや、待て!納豆は菌で、新型肺炎はウィルスやないかーい!と思いつつ、

納豆自体は適量を守れば体にいいので美味しく頂きたいと思います。

 

 

納豆自作の手順は以下の通りです。

 

1.乾燥豆を柔らかくする(茹でる、蒸す)

2.市販の納豆を1に混ぜる

3.温度を一定に保ち、発酵させて納豆にする

 

というのが、最も簡単な納豆の作り方です。

つまり市販の納豆を種にし、柔らかくした豆(大豆じゃなくても良い)を納豆菌により発酵させる=納豆を増やす、という図式です。

「海外 納豆 手作り」とでもGoogle先生に聞けば、世界中で試行錯誤している猛者達の方法が分かります。

*いずれ試してみたいのはハーブに付いている菌を利用しての納豆作りです!

幸い納豆はありますので、一番簡単な方法を試してみました。

 

さて、3ステップのうち考慮が必要なのは3の「温度を一定に保ち、発酵させて納豆にする」です。

納豆作りの際、ヨーグルトメーカーの使用が目立ちますが、

これってどこの家にもあるものなのでしょうか…?

我が家にはないぞ!

暖房器具の上に置く、というのもありますが、丁度いいものがない…。

というわけで、試してみたのは、

オーブンで温度管理をする!

とはいっても、オーブンを常時付けっぱなしにしておく訳ではありません。

そもそも北米家庭には賃貸であろうとも備え付けのオーブンが標準装備されています。

大体がガス台の下にあります。

 

方法としましては、

1.一度オーブンを温める(我が家はクッキーを焼いた後の残り温度で開始。あっつあつではない)

2.納豆をまぶした豆を放り込む(アルミホイルで蓋をする)

3.通常通り上のガス台で料理をしたり、思い出した頃にオーブンに一瞬点火して(我が家はガスなので)、30秒も経たずに消す。

 

というのを18時間程(最後の8時間は就寝時間なので放置)したら、

翌朝には粘りっけ最高の納豆になっていました。

 

私が今回作った分量は、

乾燥豆170g+市販の納豆大さじ1+お湯大さじ2

 

です。

多くの方々が書いていますが、乾燥豆は「柔らかすぎないか?」というところまで火を通した方がいいと思います。

発酵後は締まる感じで固くなりますので。

18時間も要らなかったのかもしれませんが、そんな随時確認なんぞしてられませんし、雑菌による腐敗臭もしなかったので、結果オーライでございます。

 

ちなみに我が夫(加奈陀人 日本食は大体好き)は、納豆が食べられません。

どうも臭いが苦手なようです。

しかし、妻が納豆を作ろうと食べようと温かく見守ってくれています。

そもそも納豆購入も、値段に躊躇する私を「買おうよ!好きじゃん!」とわざわざ戻って買ってくれました。

良い人だ、夫よ。