「今日のお昼どうする?」
「今日の夕食どうする?」
は自宅待機が始まってから頻繁に夫から聞く台詞でした。
さて…そんなにネタがないなぁ…。
いつも聞かれると苛々するなぁ…と思って、ふと気付きました。
別にそんなにネタはいらないだろう。
更に言うなら、別に私が作らなくても夫は自分でなんとかするだろう(大人だから)。
なので、お昼どうする?の受け取り方を変えました。
夫は同僚で、昼休み、同僚から「今日は(そっちは)どうするの?」と聞かれていると(笑)想定し、
夫「ももえ、今日はお昼どうする?」
私「私はトースト食べるよ。夫は?」
と答えました。
そう、もし職場で同僚に聞かれたら、当然のごとく同僚の分までどうにかしてあげようとは考えもしません。
単純に、こちらの状況を聞かれていると思い、自分の分を答えるだけです。
もしどうにかしてほしいなら、頼むのがまず先です。
それでも受け入れられない時は断るだけです。
断られたら同僚は自分でなんとかするのみです。
そこで「なんで自分の分がないんだ!なんで今から自分のために作らないんだ!」って怒りだすなら、
その同僚はちょっと精神に問題があるのかもしれません、心配です。
幸い、夫は理不尽に逆上するタイプではありません。
あれ?という顔を最初はしましたが、適応は早かった。
「じゃあ…僕はピザ(冷凍)焼こうかな」となるときもありますし、私の提案が美味しそうなら、「それ、僕にも作ってもらえる?」と頼んできます。
出来る時は受け入れますし、余り物を一掃したかったり、自分用に一人分しか出来ない時は正直に伝えます。
夫と私で別々に作り半分こずつもあります。
どうしても忙しそうな時は分かりますから、こちらから提案しますし、夫も頼んできます。
夕食のときは、献立が思いつかない(考えたくない)ときのみ「貴方は今晩の私達の夕食、何を考えているの?」と聞き返します。
私達の夕食なんだから、私だけが悩む必要はないな、と気付いたので、夫からの起案も促します。
この献立が面倒な部分なので、そんなにパッと出てこないときも多々あります。
そのとき「えー…わかんないよ!」というので、
私も「わかる〜!考えるの面倒だもんね!私も考えたくないからさ!」
と笑顔で切り返します。
なんでもいい、と言われたら私が食べたい物「だけ」を作ります。
ある日は、お粥を炊いて、ふりかけや海苔などを並べました。
ある日は、炊いたご飯に、ただ焼いた卵をのせて、醤油をかけて食べました。
1人なら、それでいいの…という食事を夫の前で行なった訳です。
夫は「作ってくれてありがとう!」と言ってそれを一緒に食べました。
足りない時は自分でデザートを充実させて補ったり、
もしくは冷蔵庫を探して「豆腐もあるから冷や奴にするけど、どう?」とか「野菜を切るからフムスもあるし、それも一緒に食べよう」と自分で準備をしてくれました。
段々要領が掴めてきたあとは「今って冷蔵庫に、なにあるっけ?」という質問から彼なりに夕食の提案をしてきます。
その提案に乗る時もありますし、その提案全ては難しいけれど一部を切り取って参考にしたりします。
そこから作業の分担です。
どうしても急ぎの仕事がある以外は、作業は分担です。
今日はとん平焼きと雑炊にしましたが、キャベツの千切り(大量)とテーブルセッティングをお願いしました。
私一人でやりたい時はテーブルセッティングだけお願いします。
材料はあるが、どうしても台所に立ちたくない時がたまにあります。
そのときは、夫に献立と作り方を伝えて頼みます。
2人とも出来ない時はテイクアウトもありますし、量が多い時は、二食に分けてテイクアウトを2人で食べています。
彼を見習い、作ってもらったら文句はなし。
どうとでもなる。
と改めて思いました。
私だけがやっている…と苛ついていましたが、それは私がやらねばと勝手に思っていただけでした。
夫は必ず「作ってくれてありがとう」と言います。
なので私も夫が作ったときや、夫の作業の部分に礼を忘れずに気をつけて、
この試行錯誤を2人で頑張りたいと思いました。
という自宅待機三ヶ月目を目前に控えた日常の小さな目標の話でした。