辞めると言ったら、むしろやることが見えてきた

先週末、もうダメだ・・・・ばたっ・・・みたいな気持ちで、

 

とうとう自分の指導教官に「博士課程を辞めます」と伝えました。

 

実は、ずっとずーーーーーっと思いながら、言葉にできなかったことです。

 

きっかけとしては、その指導教官から、

「(任意とはいえ)ゼミに全然来てないけど、なぜに?」

 

というメールが来たことです。

 

仕事があって、というもっともらしい理由は嘘ではなかったですが。

 

思ってもいない「頑張ります」を言う自分に嫌になってました。

 

全然、自分、研究者になれる気がしてない。

 

そこで、辞める旨を伝えました。(カナダに行くことは言っておらず。生活との兼ね合いが難しく、限界を感じたことを中心に伝えました。これも本当のことです)

 

ついでに、この前雑誌に投稿した論文も、ぼろくそのコメント付きで返ってきて、条件付き採録でしたけど、そっちも取り下げようと思うことも、これまでの指導の感謝とともに伝えました。

 

ゼミには出ない、だらだらいる私ですので、教官は「そうか、わかった」とくると思いました。

 

思いました。

思いました。。。。。思うでしょ?普通。

 

これで楽になれる、となんか、すごいホッとしました。

 

全然頑張ってないのに、噓をついている「頑張ります」にうんざりしていました。

 

そうだ、辞めるんだから、関心のある事、思いっきり勉強したり、会に出たり、本読んだり、翻訳とかもしちゃおうかな♪うへへへ。

 

これ、博士論文のどうつなげたらいいんだ・・・と苦しくならなくていい!!

 

と思ったら、30分も経たないうちに、教官から返事が。

 

「投稿している論文は、採択まであと少しのことろまで来ているし、頑張ってみてはいかが?辞めることも、まだ時間はあるので(今年度で辞めると伝えました)、ゆっくり考えてもいいのでは?」

 

 

・・・・・・・・・・・なぜに?

 

www.youtube.com

 

まさかの引き留め。

 

全く想定しなかったので、目がテン。。。

 

とりあえず、じゃあ(ダメだろうけど)論文の再投稿はするかー、とちょっとグデーっと。

 

でもなぁ・・・このコメントにどう対応すればいいのよねぇ・・・無理っぽいんですけどねぇ、と、別の先生(専門外・仲良し)と話してたら、

 

「見せてごらん?」(やるぞ、おら)

 

そこから、3時間、直しの指導。

 

内容は専門が違うので見られないのですけど、

 

文章の構成、伝わる言葉の選び方にバンバン(ガシガシ!!!)指導が入る夜八時。

 

そこからの

「秋のカナダでの引率の時のこと、行政の広報誌に載せるように手配したわー。ももえさんのこと推薦しといたから、書こうぜ!」

 

え・・・・・・・?

 

先生)「あと、この前学会で発表したことも、〇〇の学会誌に論文投稿しようぜ!業績にしちゃいな!見てあげるから」

私)「え・・・でも、通るか自信な・・・(先生)「通るように指導するんだっつーの。そのつもりで書くべし。今回の引率の時、その辺の調査も一緒にしてきちゃうぞ」

 

そして、指導が入った再投稿の分を指導教官に渡したら、

「忙しい中、よく頑張った。私もできる限りサポートする。これで大体はいいから、あとは、このコメントにはこういう回答で・・・」という言葉とともに、参考文献のpdfが送られてきました。

 

 

私、辞めるって先週言ってたよね?

 

な、なぜに・・・。

(とりあえず、週末仕上げて、来週出してきます)