29日、トロント最後の日は、朝六時半の電車に乗り引っ越し用のトラックを借りることから開始しました。
まさかそこで2時間ロスするとは…(第一の遅れ)
夫(加奈陀人)がアプリで予約しておいたトラックですが、アプリが起動しない事件発生。
困り果てた我々はカスタマーセンターに電話すると、
「わかる!あのアプリ最悪だものね!」という
まさかの会社側からの同意を得られたという…。
実は、朝に犬を受け取る約束をしていたんですけどね、もう、これは無理!
絶対間に合わないし、待たせるより来てもらった方が、相手にとっても良いのでは?(待ち合わせ場所から来るまで30分程のところにいたので)
というわけで、来てもらい、なんとか犬と書類を受け取り、同時にトラックもようやく借りられたのでした。
そこから、友人達と5人で引っ越し荷物をトラックに詰め込み、ようやくオタワに向けて出発。
頭の中は「不動産屋さんに頼んでいる鍵の受け取り間に合う気がしない…!」という、
感慨も何もあったもんじゃない出発でトロントに別れを告げましたよ。
ありがとう、トロント…。
*即座に電話した不動産屋さんは、親切かつ感じよく「遅れはよくあるし、仕方ないよー。とりあえずいつ着いても大丈夫なように鍵の受け取り手配しておくよー」という御返事を頂けました。
さてハイウェイ401でオタワに向かいつつ、犬のことも気にしなければなりません。
1〜2時間ごとに停まり様子を見ますが、
ほんの少し水を飲んだだけだからか、全然トイレの気配がない…。
餌も食べようとしない。
2ヶ月の子犬がトイレに行かない一方で、もうすぐ27歳の夫は、立ち寄ったウォールマートでトイレに籠もり1時間(第二の遅れ)。
やっとウォールマートを出発したと思えば、早速渋滞に巻き込まれ。
連休中日の土曜日なので、ちょっとはマシかと思っていたが、まぁ仕方ないか、いつも混む道だしね!
と構えていたら、経験したことの無い進まなさで1時間半(第三の遅れ)。
どうやら交通事故があった模様。
そこを過ぎると、途端にスイスイ進むハイウェイ。
そうだ、ハイウェイとはこういうものだった!と思いつつ、遅れを取り戻そうと進むも
「オタワの表示が消えた!」
と焦る夫、どうやら乗り換えを間違えたので、戻り正しい線に乗り換える。
ふぅ、一段落!と思い道のりを歩んでいると1時間もしないうちにまた渋滞の気配。
そして気配は現実に…(第四の遅れ)。
どうもバイク事故もあったようです。
ここでも1時間半程遅れました。
いつもならとっくに通過している街に着いてすらいない。
そりゃ犬もこうなるわ。
ひたすら寝ている犬を足元に見つつ、
頭の中は「夜に到着してからの?二人だけでエレベーター無しのアパートに荷物を…運ぶ…だと…?」
という恐怖でいっぱいでした。
だって、いくら物が少ないとはいえね!1人では持てない物もやはりあるわけですよ!
そして5人でエレベーターを使っても1時間半はかかった荷物!!
ふたりで?!
エレベーターなしで!!??
3・5階まで!!!!?????
嫌すぎる。
そこで夫が発見した一縷の望みは「トラックを返すのは明後日の朝7時までで良い」。
うぉぉぉー!!!!!
いやったぁー!!!!!!!
もう荷物置き去りにしてしまおうかとすら思っていたよ!!!!!(あかん)
というわけで、倍以上の時間をかけて到着したオタワの最初の夜は、とりあえず使うベッドマットレスと貴重品、そして余ったサンドイッチやお菓子で過ごしました。
次の日は余裕を持って(?)荷物の搬入に二人で精を出し、なんとかかんとか全てを運び終えたのは午後2時。
予想通り4時間以上はかかりましたので、夜にやらなくて本当に良かった…。
この長い旅路を、犬は大変忍耐強く付き合ってくれたので、心配していたこと(犬の車酔い、嘔吐など)は起きなかったのが不幸中の幸い。
震えもせず、体調も崩さず10時間以上の車中を乗り切るとは、御主、なかなかやるな、と感心しております。
しかし、やはり環境の変化からか、食事や水も飲まなかったのでそこが心配。
お腹の調子は悪くはないようですし、元気そうなので様子を見ております。
ただ成長期のこの時期は、しっかり食べないといけないからなぁ…。
脚を投げ出して外でも寝始めたので、気は許してきていると思いたいこの頃でございます。