さて、実際に見に行きつつ、ネットでも探した結果、ある募集を見つけました。
出ているメールアドレスに連絡すると、譲渡可能な子犬の写真と性別、それと具体的な値段の返信が来ました。
私の希望の黒ベースの雌がいました。
場所は他州なので、飛行機での宅配料込みです。
安い・・・。
込みで、相場くらいなので、実際の子犬の譲渡料はかなり安いようです。
どうも、仕事が忙しくなるので子犬は育てられない、なので引き取ってもらえる人を探しているようでした。
向こうからこちらへの質問として、
・私の仕事
・犬を飼ったことがあるか
・もし犬が一万円のものを壊したらどうするか
などといったものでした。
質問としては、感じが良いな・・・という感想でした。
特に「もし犬が一万円のものを壊したらどうするか」は、先代の子犬時代を思い出しました。
畳は2度取り替え、木を齧るのが好きだった先代は、和室の境目の床の部分を綺麗になだらかにしてくれて、父は泣いておりましたよ(笑)
動画を頼んだら直ぐに送ってくれたりと、他州で一度も面識がない相手でしたが、この人から譲ってもらおうかなーと思い始めました。
支払いは、半額を保証金として渡し、残りを後で払う方法でした。
しかし、頭の中に常に一つの懸念事項がありました。
騙される可能性、あるんじゃなかろうか?
名前は聞いていましたが、他州(飛行機の距離)で、半額を振り込んだ後、とんずらされる可能性だってありありでございます。
メールのやりとりは問題無さそうで、夫(加奈陀人)にも全て見せており、特に不審な点はなさそうな気は二人でしておりましたが・・・。
と思いつつ、支払いの段階まで進みました。
すると、そこで違和感のある提案をされました。
オーナー「義理の息子宛にその保証金を送ってほしい」。
半分送る約束をしていたので、そこに送ってほしいというのです。
アメリカのフロリダに住む息子に送ってほしいので、送金方法と使うシステム(ネット送金)を指示してきました。
ネット送金に指定してきた会社自体は、有名な大手で別に問題はないんですけれど。
いや、なんでそんな面倒なことを・・・?
うーん…送ってみるか!(みるんかい!)
というわけで、アカウントを作って、近所の支店に振り込みにいきました。
問題なく終わり、ネイルの綺麗なお姉さんが手続きをしてくれました。
「あなたのネイルは完璧だな!」と褒めちぎって帰宅し、振り込んだ旨を相手に伝えました。
相手は、分かった義理の息子に伝える、と連絡が来たので、さて、これでいいだろう、と思っていたら、まさかの展開が待っておりました。