ペットと一緒に暮らすことを検討してみた。

さきほど、トロント市内にある動物保護施設の一つ、Etobikoke Human Society(EHS)に犬と猫を見に行ってきました。

天気もいいので駅からは歩きがてら向かっていると、夫(加奈陀人)がつまづいた瞬間にサンダルの革(親指を支える部分が)が見事にぶち切れました…。

これは、幸先的にいかがなものか…と思いつつ、施設へ向かいます。

受付を済ませた後、犬は休憩中とのことで、まずは猫を見に行きます。

164cmほどの私が立っていられるほどの広さのゲージに猫がいます。

複数でいるゲージもあれば、猫一匹で一つのゲージ、という場合もありました。

思ったより広く、トイレも綺麗だし、想像していた保護施設よりずっと清潔感溢れるものでした。

ボランティアの少年M氏(14歳)がテキパキと説明と案内をしてくれました。

なんと立派な若人!この若者に幸あれ!!
と思いながら、気になる猫のゲージにはいっていきます。

実は猫とは暮らしたことがなく、あまり交流もない人生でしたので、とりあえず「失礼します」と挨拶をして、口元に手を近づけて様子を見ました。

シャイな子達がほとんどでしたが、引っ掻かれたり齧られたりはなかったです。

そうこうしていると犬とも会える時間になったので移動。

犬は猫と違い、スタッフが指定の場所に一頭ずつ連れてきてくれました。

我々は中型サイズ以下で、とお願いをしたら、連れてこられた犬は合計2頭。

中型って…?
と思ってしまう私は日本人?

18〜20kgほどある、ピチピチ女の子でした(双方とも1〜2歳ほど)。

まずは、名前をLadyと名付けられた、艶艶な毛並みで、絶対速そうな脚を持つ、アクティブガール。

淑女感…は、まぁ、少なそう。


続いてSerena。

Ladyよりもう少し大きいこの子は、モロッコ出身(どうやってカナダまで?)。

おもちゃ遊びが好きなようで、お気に入りのぬいぐるみを投げると走って取り、戻ってまだ強請る、という、ある意味理想的な犬との交流が出来るお利口さん。

ここでまさかの事態発生。

夫が死ぬほど楽しんでいる。

もともとペットのことを言い出したのは私でした。

夫も勿論賛同しているからこそ施設に来ましたが、正直「犬も猫も大好きですけど、まぁ、絶対必要かと言われると僕にはそうでもないんです」みたいな態度でございました。

しかし実際に来てみると、

「いやー、僕はやっぱり犬ですね!特にSerena!!あの犬は素晴らしい!あの犬なら一緒にハイキングも行けるし、落ち着いているし、どうです??」

……いや、まぁ君が落ち着けよ。

とりあえず今日は施設を後にし、帰宅。

さて、どうなるか…。

それにしても、2頭とも、初対面の私達に怯えて吠えたり威嚇するもなく、特にSerenaはおもちゃ遊びで私の手に歯が当たっても噛み付いてきたりすることはなくすぐに外し、大変躾のある犬でした。

 

説明を読むと、散歩の時の訓練もしているようですね。

夫が恋に落ちるのもわからなくはない。

しかし、正直私は長年一緒にいたコーギー(ペンブローグ)に思い入れがあります。

Serenaは良い犬なんですけど、私には大きい。

何かあったときに制御出来るのか、それが心配なのですよね…。

ただ、コーギーとなると、この国ではお高い!!!

施設の犬は大体がミックスが多いです。

とりあえず今回の収穫は、夫がペットと暮らすことに大変いい印象をもったことでしたので、大きな実りでした。

 

一番いいのは、信頼出来る人から、何かの事情でこれ以上飼えなくなったコーギーを譲り受けることかしら…。