日本語の本を読むと元気が出る

図書館で見つけた『こども孫子の兵法』を読んで、少し元気がでた気がします。

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あとは真保裕一の黒田外交官シリーズの一冊『アマルフィ

www.amazon.co.jpこれも、読みやすい文体でリラックスに丁度いい。

東野圭吾も、わーっと読んで、あーなるほどね、となって何も残らずに終わる感じが疲れているときに楽。

海外で日本の本を、もりもり読めるのは電子書籍が良いかしら。

でも、ぐぐっと集中出来るのは正直紙媒体なんですよね、いや、他国にいれば贅沢品でございます。

 

多くはありませんが(と言っても他国の中では多い方)日本語の書籍も置いてある図書館は、疲れたときに心強いですね。

英語教室に行く気がどうも起こらず、なんだか呆然としてしまって、逃げ込んだスターバックスでも急に泣き出しそうになったので、助けがいると思い図書館へ来ました。

こういう精神状態のときの回復の仕方は自分の中にしか正解がいないと思っておりますが、私の場合は1人で読書、そして気持ちが浮き上がるのを待つ。

できれば、のんべんだらりと出来る空間がセットだと最高、例えば漫画喫茶。

漫画爆読みも素敵なんですが、ここは加奈陀、少々難しい。

夫は親身になろうとしてくれますが、済まぬ。

こうなったら私は、自分のことを話すことすら煩わしくなってしまうのです。

篭りたい。

そう言う意味では、Blogもとてもいい方法。

ただ、話したい、でも相手の反応すら反応仕返すのがしんどい。

ひたすらこうやって書き込む、打ち込む。

実際の知り合いには教えていないBlogなので、好き勝手に書ける(笑)

こういう落ちた自分を見せて気を使われるのも、しんどい。

 

欧米社会では、そっとしておく、ということがどうも理解され辛いようで、

こうなってくると同居人である夫の存在が疎ましく辛くなってくるのです。

全く彼に悪い点等ないのに、ごめんなさい。

大きな家ではないので、逃げ場もない。

都会はこういうとき、逃げ場に溢れており、便利だな、と思います。

 

永住権も取れ、家もほぼ決まり(ただ今審査中)、好きな街での生活が決まっているのに、なぜこんな気持ちになるのか。

仕事がない、加奈陀社会で仕事ができない気がする、言葉の問題、でもフランス語に興味ありな自分の中途半端さ、思いつく理由はこの辺ですが、すぐ思いつく理由は大体本当の理由ではない気も…。

 

大変お世話になり、尊敬している先生から、知り合いがトロントに夏から行くので、と連絡があったのが先週。

私が大学院時代(といってもまだ去年のことか)研究していた団体に関心があり、在外研究で1年滞在するとのこと。

色々と情報交換出来たら良いと思って、と先生の弟子でもなく、大したこともなく博士号すら取らずに日本を離れた私に、丁寧な(信じられないくらい誰にでも平等に丁寧な先生!)メールと共に気遣ってくれる様子に、

逆に自分の不甲斐なさと思い出して苦しいのかもしれないなぁ…。

現地にいたのに、何もせずに過ごした自分を責めるだけで、動けない。

 

英語の向上すら乏しく、むしろ英語を話すのも嫌になっているこの頃。

フランス語に手を出そうとしているのは、何か単に新しい刺激が欲しいだけで言葉を使うまでに至らなそう。

日本でのオンラインの仕事に絞ってしまおうか、でもそうなると完全に夫以外と英語を話す機会はなくなりそうで、

言葉の衰退が怖い。

でも実際英語教室をさぼってしまっている、矛盾。

 

天気も悪いトロントのせいもあるかしら、雨続き、曇り続きです。

気温も低く、まだ冬のコートを着ています。

自分で選んできたこの国で、友人達に泣き言を言うのも、なにか違う気がして。

しかし自分一人で解消出来ない弱さだなぁ。