夫(加奈陀人)に受けた指摘が、御尤も、なこと

年が明けて、仕事探しを再開する中で、夫(加奈陀人)に受けた指摘が、御尤も、なことが今年初の発見でした。

 

年明け、週末に送った履歴書が目に留まったようで、面接の連絡が来たんですよね、昨日。

そこで返事を送り、夫にその話をしたんです。

仕事内容は、まぁ俗にいう「受付」で(色々雑務をやる感じのようですが)、いくつかの条件の中に

「日本の企業での就業経験が2年以上ある」とありました。

お給料はというと、オンタリオ州最低賃金の14$/1時間、です(カナダは州によって最低賃金の規程が違います)。

*求人には「最低賃金のスタートで能力により随時昇給」と書かれていました。

夫が気になった点はここです。

「日本の企業での2年以上の就業経験を求めるのに、賃金は最低なんておかしい」

つまり経験者を求めるくせに、賃金安いってなんやねん、と。

最低賃金なら、新卒未経験(エントリー)レベルで募集しろよ、と。

カナダの会社は普通そうだ、と。

私からすると、目から鱗だったんですよ。

ただでさえ少ない求人で、やらせてもらえるなら、という投げやり気持ちでいたので。

まぁ応募者は多いだろうし、ここでごねると「じゃあ貴方は結構です」になるだろうな、というのも予想に難くないんですけどね。

仕事探しに落ち続け、疲れてくると、なんと言いますか、受かるなら何処でも良い、みたいな心境になるというか…。

 

明日面接で、何を聞こうか考えていますし、どうしようかなぁ、という気分です。

なんというのか、こう、自分の見積もりを考え直している最中と言うか…。

そうこうしていると、いつ登録したか記憶にないカナダの派遣会社からある仕事のポジションに4通もメールが来ていて(ある1つのポジションに同社それぞれの担当者からメール!)。

担当者と話す事にし、給与と仕事時間の交渉をガンガンしてみているところです。

といっても、以前別の派遣会社の登録の際に教えてもらった、私が事務職(民間企業)に応募した際の参考開始年収にしただけなんですけど(つまり提案された年収の安さ…)。

 

これが出来るのも、自分が持っている労働ビザのお陰だという事も重々承知しています。

交渉するなんて傲慢かな、とか色々思うときもあるんです。

やれる仕事なら何でもやってお金を稼ぐべきじゃないかと。

でも(一応)これからカナダでずっと暮らしていくつもりで、続けられる(次に繋がる)仕事を考え、正当に堂々と交渉していくことは、一つの大事なことと言えるのかな、と。

まぁ、行き過ぎた交渉なら拒絶されるだけですし、やれることをやる、というのは、こういう挑戦も含むのかもしれません。