自分がその気になればいつでも行ける距離にある

明けましておめでとうございます。

北米にいながら、日本のお正月を感じたくて、色々やってみたら楽しかったです。

クリスマスは、余所のお宅(加奈陀人ご夫婦)で楽しんで、お正月は自宅でのんびりでした。

 

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結構食材が揃うのが都会住まいの良いところだな、と思います。

まぁ、あんまり高いものは、ある物で代用して、それを考えるのも楽しかったです。

お雑煮にはズッキーニ入れたりしましたよ。

 

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頼めば、カナダのお花屋さんでもしめ縄をやってもらえました。

とはいえ、これは勤めている日本の方がいたからこそだな、とも思います。

感謝。

 

私のところは、夫(加奈陀人)が無宗教です。

なんというのでしょう、無意識に流れる「欧米至上主義」と言いますか、親切に見せ掛けた傲慢さというか、そういうのが彼の背景を考えると、この人は本当に少ない人(無いとは言わない♪)だな…と一緒に生活を始めてから改めて思ったお正月でした。

いや、お付き合いの時から少ない人だな、とは思っていましたけどね。

食材やお花など揃えるとき、意味は聞いてくるものの、それはカナダではやらない!的な雰囲気は皆無で、

「へー、我が家のお正月はこうやるのかー」みたいな空気で協力してくれたことは、異国に住む身としては大変ありがたかったです。

来年はお節作りにもっと参加したいらしい。

夫の良いところは、我々はカナダに住んでいるけど、家の中のことは二つの文化が混ざったものであり、今後も進化しながら二人で作り上げていく、ということを普通にやってくれることだと思いました。

この「普通に」というところが重要なのです。

昨年から一緒に生活を始め、新たに見えてくる腹ただしいことも山盛りでしたが、なんとかやってこれたのは、彼のおかげです、ありがとう。

 

昨年は結婚、引っ越し、新しい国への移動、異文化との出会い、など考えてみれば、結構盛りだくさんだったな、と思いました。

そして心の中で「何で自分は上手く出来ないのか」に悩まされた一年でもありました。

しかし、もしちょろっと日本語が出来る外国人が日本に来て、正社員としての仕事の確保が出来なかったことや、現地での宴会で楽しく会話に交じれなかったということ、一つ一つの日常に苦労したことがあったとしたら?

私はそこまでその人のことを「出来ない奴だ」と思うのでしょうかね、と考えてみると、

自分への叱責も、考え直すところが多いんじゃないかしら、と感じています。

それを「甘え」と捉え、英語圏という比較的楽な国で、現地人の配偶者もいるのになにをやっているんだ、と責め続けた一年だったんですけど、それだけだとやはり苦しいんですよね。

 

2019年はどうなることやら。

とりあえず先月から二人でエクセルを使い、引っ越し候補地の一覧を作り、お互いの希望条件から、5つの街を選定しました。

車はいるか、国際空港はあるか、とか個人的に必要な条件が盛りだくさんの表(笑)

夫のまさかの希望は「山が見えるか」でした!

単に自然が好きで、というものをこえて「山が見えていて、その気になればいつでも行けるところにある」ということが精神にとても良い影響を与えるようです。

私の条件の一つである「国際空港はあるか」と本質は似ている…と感じました。

頻繁に使うわけではないけど「自分がその気になればいつでも行ける距離にある」というのが大事なんですね。

 

大事なことなんて、本当に人それぞれだわ、と感じた年末年始でした。

今年も宜しくお願いします。