ネイルサロンで感じる居心地の悪さの正体

カナダでは、郵便局がストライキで、物流が滞っております。

3週間前にネット注文したタンブラー来ない!とメーカーにメールを送り、

その翌日には、友人に「全然来ない!」と悪口を書こうとしたら、

届きました。

明細を見ていると注文の翌日には発想していた模様=3週間も郵便局の保管庫に置き去り。

タンブラーは寝かせても美味しくならへんで…

という皮肉を思いつける程度には、関西に鍛えられたのかしら。

 

さて、冬到来、雨も降るとなると、朝から既に日差しは夕方。

仕事も思うようにならない、ビザも滞っている、減っていく残高…。

これ、ウガーっとならない人なんているの?いや、いない。

というわけで、とうとう、カナダに来て初のネイルサロン。

 

映画で、むしゃくしゃした主人公が車を飛ばして向かった先はネイルサロン、という場面がありますが、激しく同感。

いや、マニキュアは持っているし、自分でもやってきたんですけど、やはり持ちが悪い(技術の問題?)、それに指先から剥がれてくると気になるし、そもそも気にしながら生活したくない。

 

 

候補としてはジェルネイル。

しかし、短い爪が好きな私は2週間が爪を切らない限度。

どうしろっちゅーねん!!!!

そこで見つけたのがシェラックネイルです。

kaumo.jp

これなら…!

とやってきました。

足も手もやって…

90$(カナダドル。手だけだと35$。足だけだと50$)。

持ちは、経過観察するとして。

 

なんなのかしらサロンで過ごす、この居心地の悪さ…。

日本では、個人のネイルサロンに行っていて、行くのが楽しみだったくらいなんですけど。

いや、気付いています。

北米のネイルサロン=アジア人がする給与の安い仕事、みたいな構図の場所にいることに居心地の悪さを感じているんですわ。

今迄行ってきたり、調べたネイルサロン(北米)は、オーナーやネイリストは中国人か韓国人(一軒だけ日本人)。

日本でもネイリストは激務で給与が低いという話題は出てますが。

カナダでは、価格が安い上に生活水準は日本と変わらないので、給与条件がいいわけではないのは想像がつきます。

そういう業界にいるのが、自分と同じ東洋人ばかり。

そこに客としていくと生じるこの居心地の悪さは、自分の差別意識?やるせなさ?

まさかネイルサロンに行ってこういう気持ちになるとは…。

 

幸い、モザイクシティトロントに住んで、街を歩いて石を投げられたり罵声を浴びせられたりはない。

日本人なの?俺、すごく日本好きだよ〜みたいな、暖かい声をかけられたくらい。

恵まれた環境でさえ感じる違和感。

多様性ってなんだ?

 

幸い、我が夫(加奈陀人)は、この違和感を分かってくれようとしたので、それだけが救い。

分かってくれようとしたけど、謝ったりするでもなく、可哀想だと同情するでもなく、上滑りしない共感の姿勢を見せてくれたことが安堵させてくれました。

 

いや、まぁ夫は東洋人ではないんですけどね。

なんか、こう分かってくれた空気を感じたわけです。

 

今回の収穫は、シェラックネイルはどうも自分でも出来そうだったので、その方向で考えます。