田舎育ちの私は、周りの友人で海外旅行をしたことがあったのは記憶の限りでは一人だけです。
修学旅行ですら海外へ行く時代なのに、そんなもんでございます。
決して生まれた環境が、海外へと繋がっていた訳ではありません。
両親は、パスポートすら持っていません。
でも私の世界では、海外に行く時は、基本的にお金を誰かから貰っていくものだ、と想定しています。
仕事としてお金を貰っていくという想定です。
たまに揺れますが、概ねそういう世界です。
なぜなら、そういう世界の人が周りにいるからです。
それだけ(笑)
そんな世界を持っている彼らは大学で先生をしている研究者なんですけど、二人とも同じこと言うんですよね。
ある日、留学の話をしたときのことです。
別々の日に、個別で話したんですが、二人ともサラッと言いました。
「お金のことは気にしなくていいよ。自分でなんとかしようと思わないでね。貰えるから」
え・・・・?
そうなの・・・・??
留学って、とってもお金持ちがいくんじゃないの・・・・・????
別の先生に留学のことを相談した時は、
お金が凄くかかるし、
奨学金ももらえるのは若い子がほとんどだし、
すごく難しいよ。
というアドバイスでした。
そっかー・・・しょんぼり・・・・支援者もいないしな・・・と思っていたところに、
上記の二人の発言はとっても衝撃的でした。
どちらが正しいのかは分かりません。
ただ、そこで知ったのは同じ地球なのに、違う世界があるんだ、ということだけです。
付け加えるなら、上記の二人は、本当に凄く優秀ですし、才能のある人だけのことよ・・・とも取れます。
が、ほんの少し二人の人生の一部を聞いたとき、
才能がある、という言葉で片付けるのは失礼なくらい、泥臭いことも、すかっと笑いながらやってきて、今がある、という感じでした。
彼らの人生のすべてを知りませんが「私の世界ではこうなるんですよー」という気持ちの上で進んでいった結果が、さっきの言葉を出させたように思えました。
その二人の話を聞いた後、私にも出来るかもしれないし、それは分からずとも、私は海外に行くことが日常にあることが私の人生なのだから(と私が決めた)、それを探していってみよう、それが今出来ることだから。
という開き直りのもと、うろうろしていたらあるプロジェクトに誘われ、
去年3週間、全額経費+出張費付きで北米に行ってきました。
何もかもが上手く行った訳ではありませんが(北米滞在中は辛かったですし)、でも自分を開き直ったwあの時から、何かが動き出したような気がします。
まぁ、叶ってみたら、それはちょっと自分に合わなかったこともありましたから、その辺は、臨機応変に調整していこう、とも思っています。
叶ってはじめて分かったことが沢山ありますから、叶うことも大事な過程の一つなのでしょう。
そして願いが叶うことより大事なことは、自分の、どう感じるかという気持ちですものね。
そう言えば、唯一海外旅行をした友人の行き先はイギリスでした。
それから、去年、一昨年と2度、イギリス行きの話が出つつ、行けません。
Zと一緒にイングランドに行くのが、私のイギリス行きのタイミングかも・・・?とちょっとワクワクしています。