体から攻め落とす作戦

取り憑かれたかのような不安の週末。

彼とのこれから、結婚の事を考えたら、もう辛い事、苛立ちしかない。

 

Z)今の経済状態だと、結婚への準備もできていないし、そもそも僕にとって結婚は重要な事だから、1年もつき合っていないのに決断も何も出来ないよ・・・

私)あなたは、自分の立場ばかり言ってるだけで、全然歩み寄ってくれない!!わーん(涙)

 

みたいな、やりとり・・・。

面倒だ、面倒すぎる女、ももえ・・・。

そしてなんて、不毛な会話。

 

向こうがハイキング中だったので、ラインでのやり取りだったんですが。

もうどうにもできなくて、これだと私たちの関係は既に破綻してる。

そっちの荷物とりにいくよ、都合のいい日を教えてください。

 

というラインを送った後。

ぐるぐる回る頭で思った。

 

なんで「結婚」「これから」の話をしてると、こんなに辛いのか?

ちょっと待って、そもそも、この話題って「辛い」ことなのか?

「辛いこと」であっていいのか?

彼とは、本当にこれで終わり?

 

・・・・

 

 

・・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

違ーーーーーーーう!!!!

 

送ってしまったものは仕方ないし、それも私の気持ちだが。

こんな辛い気持ち自体が、もうい・や・だ!!!!!!

私の世界では「結婚は楽しい話」「これからの話は、ワクワクする話」なんです、そう決めました。

解決策は・・・

 

体だ!

身体だ!!

 

からだーーーーーーーーーー!!

 

というわけでホットペッパーみながら、土曜日の午後に空いている、毒素やらデトックスやら放出できそうなサロンを探す。

全部予約で埋まっていたらしょうがない、でも必要ならきっと空いてる、空いてろ!

という気持ちで電話をしたら、すぐに施術できるサロンを発見。

下着も全部新調!!!

下着好き!!

衣類の中で一番すき!!!

22歳のとき、サルートに恋しました!!!!

 

自転車で向かう中、

もしかしたら、もう私と彼は終わってしまうのかもしれない。

でも、だったら、というかだからこそ、綺麗になってみたらいい。

魅力的になってみたらいいんじゃないかしら。

彼と新しく始めるにしても、誰かと出会う未来にしても、魅力的であって楽しくない事なんてない。

 

という静かな興奮のもと、サロンへ。

150分のたっぷりコースで、全身サイズ計測の後ろ姿写真の、体重測定。

そしたら、1年前より7kgも痩せていた事に気付き。

ゴリゴリ音がしながら、冷えきっていたパンパンに張っていた体(サロンの人どん引き)を丁寧にほぐしてもらい。

前々自分の事をずっと見てあげてなかったことを発見し。

たっぷり汗をかいて、終了。

 

冷えてる体って、それだけで何だか落ち込んだ考えをしてしまうので、この体から攻める作戦、合っていたようで、施術後、なんだか、本当に久しぶりにすっきり。

 

で、思った。

この綺麗になった姿を誰に見せて、誰に褒めてもらいたいのか。

 

施術中に入っていたラインを発見。

 

Z)君がそう言うなら仕方ない、でも、一度会ってちゃんと話そう。

 

ここで、初めて気付いた。

マッサージのお陰で、落ち着いた頭になった模様。

この人、私と向き合おうとしている。

面倒だと逃げずに、突然結婚の話で追いつめてきた私と会おうとしている。

それって、すごく大事なことなんじゃないか。

 

結婚の先に私が望んでいる事って、なに?

引き寄せがもし存在して、自分の望むものが引き寄せられるなら、何を発注しようか。

 

欲しいものだけ、ガン見でしょ?

ひなおさんも言っているじゃない。

 

hikikomorikei.hatenablog.com

 

おにーちゃんの自由さを許容することは、ひなおの自由さを許容することにもなるから。

 

(お兄ちゃんをZに置き換えて)Zに苛立つんですー。

私は結婚とか、Zと会うなら、自分のしたい事とか我慢してるのに、Zは旅行行ったりカメラレンズ買ったりしてる!!

テニス誘われたときも、週末しかZと会えないし、そっちを選んだのに。

なんで?!ひどい、ずるい。

 

hikikomorikei.hatenablog.com

 

>例えばね、ひなおが今もんのすごい大金持ちで、隣には超絶イケメンのメガネボーイな旦那様と天使属性の子供が2人、念願のマンション暮らしで、何故か急に友達も増えちゃって、毎日楽しく暮らしてるとして。

その状態でおにーちゃんの傍若無人っぷりを見て、そこまで荒れる?

 

・・・・苛立たない。

私が、若くて綺麗でお金持ちで仕事も人間関係も楽しくて、好きなときに好きな事が出来るなら、あらぶれないです・・・。

 

このあと、さらに友人との電話で気付かされた事がありました。

 

「相手同様、あなたも相手を選ぶ事が出来る」

 

ずっと、自分は「選ばれる」だけの立場で、相手次第でどうにでもなってしまうことが不安の根源でした。

でも私にも「選択」がある、自分で決める事が出来る。

そもそも、私も「相手を選ぶ」ことが出来て、「ただ怯えて待つ必要は無い」ということに気付きました。

瞬間、すーっと頭から血が引いていくのが分かりました。

そのとき、いろんな不安が、さーっと消えていくのを感じて。

主導権が自分に戻ってきたことを感じたとき、なんともいえない落ち着きが見えて来たんですよね。

私も改めて、相手を(結婚相手としてどうかを)見ていけば良いし、私のやりたい事はやりたい事で楽しんでやれば良いんだな、って。

見切りつけるときが来たら、するだろうし、結婚するかもしれない、それは分からん。

彼じゃなきゃ、今約束がほしい!から、かなり視点が変わった瞬間でした。

 

じゃあ、私も自由に欲しいものは欲しいって言っていい?遊んでもいいの?甘えても怒られない?

 

そうなんですよ、いいんですよね。 

 

そもそも「予定通りに結婚がしたい」のか「彼と関係性を深めて楽しくやっていきたい→その先にあるもの=結婚」なのか。

もしかしたら、彼はもう私に呆れて、別れようとしているのかもしれない。

でも、Zが今まで私にしてくれたことは、誠意ある事だった。

それへの感謝は伝えなきゃ。

 

ということで、新調した下着とストッキングで気合いを入れて、待ち合わせへ。

 

頭がクリアになってたから、

突然結婚話で追いつめて悪かった。

年齢の不安は今もあるけど、私は「予定通り事を進めたい」のではなくて、「あなたと楽しくいろんな事を二人で解決していって、その先に結婚や家族があれば嬉しい」

ということを落ち着いて伝えられました。

 

ずっと噛み合なかった話が漸く通じたのを感じていたら、向こうもそうだったようで、

Z)わかってくれて嬉しい。君がただ結婚を強要するようだったら、別れるしか無いと思ってた。二人でこれからもいろんな事を乗り越えていこう。

という結末で、二人で新しく関係をまた始める事になりました。